昔話 わたしのラグハイム

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投稿コメントby 祝福の地 » 2013年3月06日(水) 01:31

ついに配信終了してしまったラグハイム。

懐かしくて、楽しかった、たくさんの思い出。
切なくて、もう手が届かない、たくさんの思い出。

わたしのような一般プレイヤーには、センセーショナルな出来事はありませんでした。
でもそんなわたしの視点から見た、あの世界のことを書き残したいと思います。

もし同じ世代の人が読んで、「あぁ、懐かしい」と思ってくれたら本望です。


わたしがゲームを開始したのは2001年の12月でした。
ちょうど初めてのクリスマスイベントが終わったところで、ログイン時の「サンター」とか「天狗サンタ」とか謎のキーワードに、
「???」と思いつつキャラクター作ったのを覚えています。

そして作ったのは女カイリでした。
ベータテストの開始から2週間くらい遅れての開始ですが、それなりに早いスタートだったと思います。

それでも2週間のアドバンテージは確実にあって、
わたしがカイリなのに剣で戦いながら見回せば、ゼノーのブルが走っていったり、
わたしが紫風になって牛を逃げ撃ちしてると、メタルと撃ちあっている親衛隊のヒューがいたり。

そういう人たちを見ては、「わたしもあーなりたいなぁ」という思いで狩りに力が入りました。
これは開始時期や狩場のステージに差はあれ、たぶんみんな同じですよね、強い人への憧れ。

当時は今のように攻略サイトやwikiなんてなくて、他の人とのチャットが情報源でした。
街中でオープンチャットが基本で、隣にいるのに内緒なんてまずなかったし、当然ギルドもない。
人見知りのわたしは、主に他の人が話しているのを盗み聞きすることで知識を増やしていました。

ヒューは自動攻撃だったので柵越しに蛇を撃ってる最中もペラペラしゃべれるのですが、
当時のカイリは一発ごとに攻撃が止まるので、とにかくクリック連打でした。
これはブルも同じで、しかも赤剣装備の回転斬りは高速ですから、「マウスが壊れるかも」と高Lvブルはこぼしていました。

そして当時はチャット終了後に入力を半角に戻しておかないと数字キーの入力がチャット欄にしか反映されなかった為、
「全角死」という他のMMOではお目にかかれない現象も巻き起こっていました。

「じゃ、狩り行って来る」と言って南のロビーから走り出したカイリが、
「121212121212121」という発言と共にすぐにロビーに戻ってくる、そんなのが日常でした。

落ちているアイテムを表示させる「Alt+Enter」も知る人が知るコマンドでした。
このコマンドが周知されるまで、みんな敵を倒した後に「ポトッ」という音を頼りにドロップを判断していました。

わたしも最初は音で判断していましたが、幸運にもこのコマンドを知ってからは、
狩場に向かう途中で誰かが気付かなかった原石を見つけ、キョロキョロしながら拾ったこともありました。

特にカイリ村の東に広がる砂漠に落ちたオパール原石を見つけた時は、
「こ、この方法で一生食べていけるかもしれない!」と興奮したものです。

そんな原石の加工はヒューの仕事でしたが、貴重な原石を赤の他人に預けてしまえるほど世界は平和ではありません。
貴重な原石であるが故にそれを騙し取ってやろうという、なんちゃってヒューが存在していました。

知り合いのヒューが常にログインしてるとは限らず、神殿にいる見たこともないヒューに原石を託す。
彼は加工してくれるのか、「毎度w」と言って消え、二度と現れないのか。
ある意味、強化よりスリリングだったと思います。

後に韓国のやり方が輸入されて浸透するまでは、
オパを騙し取られた人の悲鳴がたまに聞こえる、そんな殺伐とした世界でもありました。
ありがとう、マッセ。

公式サイトは不案内で、情報サイトもほとんどない状態でしたから、キャラクターの育て方もそれぞれでした。

当時に流行していたファッションといえば、伊達マントでしょう。
スレイヤーも重火器もない時代ですから、ヒューもブルもマントを装備していました。

しかし伊達マントのやり方を知らずに、知力に振ってしまったヒューもいました。
当時のキャラクターメイキングのヒューマンの説明で「魔法が使えるかもしれない」とデタラメが書かれていたことも、
上記のような悲劇を生む背景のひとつでした。

彼は特攻隊Lvなのに牛で即死することを悩んでいましたが、それが解決されて喜びました。

親衛隊装備まで育てたのに、まだシールドを覚えてないヒューもいました。
体質に振りまくっていたため、一緒に狩りしていてもシールドを覚えていないことに誰も気付かなかったことも、
上記のような悲劇を生む背景のひとつでした。

シールドを覚えた彼は「めっちゃ硬くなった!」と喜び、「これなら余裕でイケる!」とドラ2匹に突っこみました。
即死でした、それでも嬉しそうでした。

たぶん、カイリなのに体力に振って剣を装備してたとか、スピード上がると思って素早さに振ってたブルとか、
そういう話もゴロゴロ転がってたんだろうなぁと思います。

当時は倉庫がありませんでした。
貴重品の保管=インベントリの圧迫であり、貴重品なのに邪魔でした。

Lv50台の頃に、高Lvの人が「あげる」と言ってくれたマッシュ上下とか、
いつ装備できるんだろ・・・と途方にくれながらも自力でゲットできる気もしないので、持ち続けてました。

もっと遡ると、ゲーム開始して数日の頃に、滅多に拾えないこと、また宝石ということから、
原石は貴重品に違いないと当たりをつけたものの、交換窓の存在を知らないわたし。

原石や他の貴重品(と思ってたゴミ)をどうにかしたいと考え、出した答えが「秘密の場所に隠そう」でした。
神殿からひたすら走り、誰も来ないであろう僻地を探し、目印を覚えて、そこに原石やらを落としました。

その結果は言うまでもなくですが、あの頃のわたしにとっては、冴えたやり方だったのです・・・。

マップのところどころに倒木や切り株のようなオブジェがありました。
それはモンスターを含めてキャラクターの通過はできず、しかし攻撃の射線は遮らないものでした。
これを利用して遠距離種族はハメ狩りができ、わたしもお世話になりました。

それを恨めしそうに見つつ走っていくブル。
平地での狩りはカイリに分があったと思います。

一転、ダンジョン(特に南)に入るとハメ狩りできるオブジェはなく、強烈なモンスターが狭い空間にウロウロしていて、
柔らかい普通のカイリは即死の山を築く感じでした。

足の速い兵士長がスルスルっと寄ってきて、あっという間に殺されます。
せいぜい狩れるのはゾンビがいいところですが、当時のゾンビは宝石がトパだったので旨みに欠ける。

とにかく南はその狭さがネックになり、ソロのカイリは平地で狩るか、北に行く人が多かったと思います。
ヒューは火力も硬さも備えてたので、どこにでもいました。

セルジュさん、スネークさん、六道さん、ハーロックさん、モララさん、亜依さん、くるみさん、允姫さん、orangeさん。
挙げればまだまだ高Lvヒューの名前は思い出せます。

もちろんブルとカイリにもハンパない人達がいましたが、ベータ初期の頃はヒューハイムだったと思います。

種族村があり、南は1Fしかなく、北は3Fの入り口前の広場が「どうすんのこれ?」だった頃です。
わたしはそういう人たちに憧れつつ、mapの端っこで狩りしてたソロメインのプレイヤーでした。


思いつくままに書いてみたら、予想以上に長くなってしまいました。
だけどまだまだ思い出はあって、大好きだったあの世界のことがやっぱり忘れられません。

古すぎてそんな昔のことは共感できないんだけど・・・という人には、なんの面白みもないスレッドでごめんなさい。

名もないプレイヤーの思い出、どこにでもある昔話ですが、他にも書きたいことがあります。
お付き合いいただける方がいましたら、よろしくお願いします。

投稿コメントby 祝福の地 » 2013年3月06日(水) 02:02

昔のカイリは一回の攻撃ごとにクリックしないといけなかったことは書きましたが、もうひとつ。
火、雷、岩の3種類の魔法がそれぞれ独立していて、どれか1種類を選んで上げていくものでした。

雷の3段階は眩しくて、結構不評だった覚えがあります。
わたしは火にしていて、派手で魔法っぽくて気に入っていました。

一般的にはダンジョンでは岩が火力が上がることから、
南や北3を狩場にするくらいで再配分する人が多かったのではないでしょうか。

その頃、人口の多数を占めていたヒューにはひとつの悩みがありました。

親衛隊の兜が出ない・・・!

ラグハイムの長い歴史の中で、最も古いレアアイテムはこれだったと思います。
そういったドロップの調整だったのか、バグなのか、とにかく特定の装備だけがまったく出ませんでした。
親衛隊の兜と靴、ゼノメタの鎧、静寂の兜、他にもあったかもしれませんが、これらはサッパリ出ませんでした。

中でも親衛隊は当時のヒューにとって最高防具であり、
ゼノメタ通過して破邪があるブルや、見た目の良いクラウドの頭でごまかせるカイリとは一線を画すもの。

ドロップのテーブルが変更になったのでは、そんな噂でもちきりでした。

幸運にも初期に手に入れた数少ないプレイヤーは惜しむことなくそのレア装備をしており、
羨望の眼差しを一身に集めていました。

本来出すはずのモンスターがいくら狩ろうとドロップしない一方で、
サバ島のモンスターはドロップのテーブルがそのままで、あいつらなら出す!という噂もありました。

しかし当時のサバ島は難攻不落。
一般プレイヤーが単身乗り込んでも、泳ぎから走りに変わると同時にズサー死がいいところです。

わたしもそんな光景を何度も見ました。
そうです、親衛隊の兜を拾えば一攫千金、わたしもたまに挑戦しては、ズサー、ズサーと滑ってました。

ある時、そんな事情から誰かが声を上げました。

みんなで協力して、サバ島を制圧しよう!
そして本当にドロップするのか確かめよう!

この呼びかけに賛同するプレイヤーは多く、高Lvも低Lvも「オー!」と気合の声を上げ、
その勢いは雪崩のように多数のプレイヤーをサバ島へ突撃させました。

しかし元々が神殿での愚痴から始まった突発のイベントであり、
統率も取れてなかったため、上陸と共に次々と死んでいくアグラミアの戦士たち。
そこらじゅうから悲鳴が聞こえ、どんどん人数が減っていきます。

上陸地点も適当だったり、火力の集中もなく、強い人は多少粘るものの、後が続かず・・・。
わたしはビビリなので海でプカプカしながら「こりゃダメだ・・・」と思ってました。

まーせっかく来たんだし死んで帰ろうと上陸する寸前、誰かが泳いできました。
それはスネークさんでした。

当時のスネークさんと言えば泣く子も黙るヒューで、強い、高Lv、そしてちょっと怖い人でした。
わたしはすぐさまスネークさんの後から上陸することに計画を変更しました。

バババン!バババン!
話してるだけの人だろうと、闘技場にいるんだからという理由で皆殺しにするだけのことはあります。
次々とクランプやメイスを倒していきます!

バババン!バババン!
「なんで殺すんですか?」と聞きに戻ってきた人を、「w」と言いながら、また躊躇なく殺すだけのことはあります。
ある程度掃除して、剣ドラと一騎討ち!

わたしはとりあえず安全そうなところで弱いのを攻撃しつつ、スネークさんを見てました。
そのうち死んだ人たちが戻ってきました。
その数は減っていますが、まだ諦めていない人たちです、士気は高い!

スネークさんを先頭にじわじわとラグラミアの戦士たちは領土を広げ、誰もたどり着けなかった中央のテントまで、もう少し!
我々の勝利は目前です!

そんな中、わたしにはひとつの不安がありました。
スネークさんのpot切れです。

上陸後の周辺を掃除してからすぐに補給したタイミングはあったのですが、それから無補給のスネークさん。
もうpotがいつ切れてもおかしくないのでは・・・。

しかし、その不安は違う形で訪れました。

中央付近で戦っていたスネークさんが、わたしに対して突然の発砲!

バババン!
わたし「あぁー!」

あっという間に殺されて神殿へ・・・。
なにが起こったのか分からず、もう怖くて戻る気にもなれず半泣きでいると、スネークさんから内緒が。

「さっき俺のこと攻撃した?」
「い、いいえ・・・」
「あ、そっかー、じゃ魔ドラだったかw」
「スネークさんに攻撃なんてしませんよ!」
「w」

どうもわたしのスタフレと魔ドラのスタフレが紛らわしかったようで、一応念のために殺しておいたとのこと。
あの状況でPKしようとするプレイヤーはいないと思うのですが、
スネークさんくらい修羅の人になると、可能性を排除しておく必要があったのでしょう。

当時のスネークさんと言えば泣く子も黙るヒューで、強い、高Lv、そしてちょっと怖い人でした。

カイリの魔法の3種類のうち、火や雷から岩に変える理由は火力アップを目的に、
南や北3を狩場にするくらいで再配分する人が多かったのではないでしょうか。

わたしの場合は、念のために殺されたくないので岩に変えた、でした。

投稿コメントby 祝福の地 » 2013年3月07日(木) 10:47

「、サ、サ、サ」

謎の発言、それが意味するもの。
当時のラグハイムにも中華はおり、あの頃の日本人プレイヤーは彼らをキムチと呼んでました。

元々ラグハイムは韓国産のMMOであり、韓国ラグハイムは日本のそれより進んでいました。
その韓国から、あちらのプレイヤーが日本のラグハイムにやってくるというイベントがありました。

日韓友好プレイと名付けられたそのイベント。
(恐らく)厳選された韓国プレイヤーが、あちらのデータをコピーして日本鯖にログインできるようになるというものでした。

しかし日本語を話せる韓国プレイヤーは(恐らくほとんど)存在せず、英語で会話できれば良いほうでした。
友好プレイしようにも言葉の壁はあつく、意思の疎通ができないまま、普通にソロで狩りしてる韓国プレイヤーもいる有様。

中でも"Korea.NO1"というすごい名前のヒューは、ガンガン横撃ちしてくるというプレイスタイルに加えて、
日本では究極のレアである親衛隊の兜を装備していた為、かなりのヘイトを稼いでいたように思います。

実際、わたしも牛を狩っている時にこの自称韓国一位に横撃ちされ、「うー」と思いつつ移動、
しかしそこでも連続で横撃ちされ、「あっちいけ!キムチー!」と文句を言ったりしてました。

やがて友好プレイの最終日が訪れます。
わたしは仲良くなった韓国プレイヤーもおらずで、別れを惜しむ感情もなく普通に狩りをしてました。

いつものようにmapの端っこで牛を狩っていると、ひとりのブルがやってきました。
全身ゼノメタで、赤剣と金盾。

え、ゼノメタの、鎧・・・?

前回書いたように当時はゼノメタの鎧はドロップがなく、レア装備のひとつでした。
99%のブルカンがゼノメタLvをブリノ鎧で過ごし、Lv100まで育ててやっと念願の破邪鎧を装備するのが王道でした。

その鎧に加えて、見覚えのない名前。
すぐに彼は韓国プレイヤーだと気がつきました。

彼はまっすぐにこちらに向かって走ってくると、2回ほどクルクルと回転斬りでわたしを攻撃し、
「Follow Me^^」と発言して、またすぐに走りだしました。

ほんとに返事する間もなく、スタコラと走っていくゼノメタの彼。
向かっている方向には南しかありません。
おまけに牛やメタルも無視して走っていくので、ついて来いと言われても追いかけたらわたしは死にます。

内緒で返事するのもめんどいし、南行っても死ぬだけだし、ていうか相手はキムチだし。
ダメージなしとはいえ、いきなり攻撃してくるとかびっくりするし、キムチって自分勝手な人が多すぎ!

そんな不満を牛にぶつけながら、補給も挟んで狩りを続行すること30分前後。
ゼノメタマンのことも忘れて「オパ出ろー」といつもの調子で狩りしていると、まさかの彼が再び現れました。

「waiting for your come^^」

えー!

待ってたの? ずっと!?
ニコニコの顔文字が逆に怖い・・・ ど、どうしよう・・・。

拙い英語力なりに返事をします。

「アイム、リアリーソーリー!バット、アイム、ベリーベリーベリー、ウィーク!」
「oh sorry^^」
「プリーズ、ユアー、ハンティング^^」
「ok~^^」

つ、通じた、良かった・・・。
最悪の場合、アクションの土下座に全てを賭けようと思っていたわたしは、ホッと胸をなでおろしました。

わたしが弱いということが通じれば、ついて行かなかったことも納得できるだろうし、
だいぶ待たせてしまって気の毒だったけど、ごめんねもできたし、なんちゃって英会話大成功。

ほんの短い会話とはいえ言葉の壁を越えられたことに、わたしは達成感すら感じていました。
きっと彼のほうも同じ気持ちに違いありません。

最後は「グッドラック!」とでも言って見送ろうとタイピングしていると、それより早く彼の発言が。

「Follow Me^^」

えー!

そう言って、ゼノメタマンはまた走り出しました。

分かってない!
この韓国人、まったく全然分かってない!

しかし、今度は牛やらメタルやらをサクサク倒しながら進んでるようで、最初とは違います。
どうやらわたしが弱いということは伝わったようで、守ってくれるつもりっぽいです。

いや、わたしはここで、ソロで、気楽に、牛を狩っていたいんだよ。
南なんて行きたくないんだよ・・・。

・・・また無視したらどうなるんだろう。

待ちぼうけにもめげず、南のロビーでわたしが現れるのを、じーっと待ってるゼノメタマン。
まだかな、まだかな、もしかして死んじゃったのかな? もう一回迎えに行った方がいいかな?と、ソワソワするゼノメタマン。
そんな姿が浮かんできます。

なんとなく、わたしの負けです。
わたしは彼の後ろに隠れながら、南へ向かいました。


南に着くと、彼はさっそく「Follow Me^^」。

意外にもゼノメタとは思えない硬さで、ドラも余裕といった感じのゼノメタマン。
わたしは必死で死なないように動きます、攻撃より回避、回避、回避。

「ユアー、グレイト!」
「アイム、ミステイク、、、ソーリー」
「ワオ!」
「2 ドラリオン、オーケー!?」
「ベリーストロング!」
「ソーリー、、、アイム、ベリーベリーウィーク、、、」

鼻だろうとドラだろうと飛び込んでいく彼の後ろから、わたしはひとりでぺちゃくちゃと、応援したり、死んだりしてました。

わたしが死んでは彼が迎えに来て、再び「Follow Me^^」。
それが何度か繰り返され、わたしも彼のペースが分かってくる、彼もわたしの死亡ラインが見えてくる。

いつもだったら諦めるタイミングで接近してきた兵士長にも、死んでたまるか!と気合の連打で生き延びたり、
ミスクリで突っこんでズサーとならないように注意しながら、ミスクリで突っこんでズサーとなったり。

ファインプレイと台無しを繰り返し、足を引っ張るわたし。
それでも諦めないゼノメタマン。

元々目的も不明で、普通に南で狩りしてるだけなんだけど、
部屋に留まることはなく、常に奥へ奥へと移動し続ける、たぶん、それが彼の狩り方であり、目的のようでした。

何がゴールか分からないけど、諦めないゼノメタマンについて行くうちに、
わたしの気持ちは、死んで迷惑をかけたくないから、次はもっとうまくやりたいに変わっていきました。

出会ったばかりのわたし達ふたりのPTは、同じルートを進み続け、前回よりも先へ、更に先へ、もっと奥へ。

言葉が通じないから、相手の気持ちをキャラクターの動きで見分けるしかない。
これでいいのかな? この場合はこう・・・? わたしだったらこうして欲しいから、きっとこうだよね!

それは、自分以上に相手を見る、そんなPTでした。

やがてどんどん奥へと進んでいた彼が立ち止まりました。
わたしは、ついにゼノメタマンの補給まで生き延びれたかも!?と、ワクワクしながら彼の発言を待ちました。

「Last play in Japan server^^」
「your Good player^^」

あぁ、そうか、今日が最終日だもんね・・・。
わたしも気の利いたこと言いたいけど、わたしのカタコトじゃ気持ちを伝えられないよ・・・。

「ユートゥー!」
「Thanks^^」
「japanese friend^^」

そう言うと彼は次々と装備を投げ捨て始め、あっという間に裸になり、足元にはたくさんのゼノメタが。

「Present for you^^」

装備できないよ!と言いたかったのですが、Equipのスペルが分からず、キーボードの上で指が止まるわたし。
でも、カイリがゼノメタを装備できないなんてのは、彼も分かっているわけで、それはそういうことなんですよね。

「Hurry^^」

急かされるまま、わたしはそれらを拾いました。

装備を手放すということは、もう時間がないはず。
わたしはとにかくお礼とお別れを言おうと、マウスから再びキーボードの上に指を移動した時です。

「Photography^^」

彼はわたしの隣に並んで戦闘解除しました。
SSを撮ると分かったので、わたしの発言がシャッターチャンスに重ならないように、タイピングを止めました。
そして、あっけなく

「Good luck~ Bey^^」

の発言を残して、彼の姿は消えました。
わたしが言いたかった言葉を先に言われ、結局お礼もお別れも言えませんでした。

彼がくれたのは、赤剣+5と金盾+5。
そして靴だけ+3で、他は全て+4のゼノメタ、それといくつかの原石。
予想を超えて高価すぎるものでした。


それぞれの経緯を経て、彼らからアイテムをプレゼントされた人たちがいたと思います。
でも横撃ちなどの被害にあった人もいて、日韓友好プレイは成功だったのか失敗だったのか分かりません。

わたしは確かにアイテムを貰いましたが、仮にそれがなかったとしても、あの時のことを振り返って、
言葉が通じないにもかかわらず、同じゲームをプレイしている者同士だから言いたいことが分かった、あの感覚。

進みたい、下がりたい、あれを先に倒したい、そいつは任せた、よっしゃー!

そういうものが共感できた、それまで味わったことのない経験ができた素敵なイベントでした。
PTメンバーのライフが見えるようになる、ずっとずっと前のお話です。

投稿コメントby 杏仁♪ » 2015年1月23日(金) 23:21

ふとエタカが懐かしくなり、あちこち見ていてたどり着きました。
声出して笑ったし、ちょっと泣いたし!!
素敵なお話をありがとうございました!!


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